ヤマハ VOX オイル交換の仕方
- ヤマハVOXのエンジンオイルの交換の流れを説明いたします。
- 4サイクルビーノ、JOGも共通です。
- ドレンボルトの締め付けトルクがありますので、初めての方はトルクレンチの使用を推奨いたします。
- 基本的な知識と技術をお持ちの方を対象に記事を書いておりますので自信の無い方はショップでのオイル交換をお勧め致します。
- 少しでも参考になれば幸いですので、よろしくおねがいいたします。
用意するもの
- エンジンオイル(メーカー推奨はヤマルーブ4ミニスクーターSAE10W-40)1L缶
- 廃オイルパック(廃油処理箱)
- 12mmのメガネレンチ又はBOXレンチ(フィルター清掃時は19mmも必要)
- パーツクリーナー
- ウエス
- オイルジョッキ
- トルクレンチ(整備のスキルをお持ちの方は不要)
まずはエンジンを掛けて暖気運転するか走ります
エンジンオイルの温度が上がり抜けやすくなります。
- オイル交換だけなら12mmのドレンボルトを外します。
- フィルターも清掃するなら19mmのドレンプラグも外します。
- 必ずメガネレンチかBOXレンチを使用して下さい(モンキー、スパナは使用不可)
エンジンオイルは熱いのでご注意下さい!
- よくドレンボルトを落としてしまうのでご注意下さい!
- 少しバイクを手前に傾けるとオイルがよく出ます。
取り外した各部品
- ワッシャーとOリングはその都度、新品交換をお勧め致します。
オイルフィルタードレンプラグの清掃
- ウエスで底の汚れを拭ってパーツクリーナーでキレイに洗い流します。
オイルフィルターの清掃
- パーツクリーナーで汚れを落とし最後にエアーで吹けば完璧でしょう。
オイルフィルターをセットするときの上下の向きに注意!
- ドレンプラグに対して必ずフィルターの金網部分が下になるようにして挿入します。
- スプリングの影響でテンションがありますので上に押し込むようにプラグを回します。
- 少しでも斜めに入ったまま、強引にねじ込んでいくと、ネジ山を破損し多大な出費になりますので慎重に確認しながら手でねじ込んで下さい。
- 締め付けトルクはメーカー参照32Nです。
- 画像ありませんがドレンボルト12mmも手で最後まで回し、23Nで締め付けましょう。
エンジンオイルの注入
エンジンオイルの量は780mlです
- オイルを規定量全て入れず、600ml位入れてゲージを差し込んで確認しながら足して入れると良いでしょう。
オイルレベルの量り方
- 測るときは、レベルゲージをねじ込まずに綺麗なウエスで拭いてから差込みます。
- 大体のレベルを確認したらオイルレベルゲージをねじ込みエンジンを1分くらい掛けて止め、数分後に再度レベルを確認します。
- 入れすぎ、少なすぎ、どちらもダメなので上限と下限の間がベストでしょう。
- 原付の4サイクルエンジンは少ないオイル量で常に高回転で回っているので、走り方にもよりますが1000km毎のオイル交換が望ましいです。