安全、快適にお乗りいただく為にバイクの定期点検をお勧めいたします
人間の病気も早期発見すれば治療が簡単になるように、バイクも常日頃からの定期点検で致命傷になる前に部品の交換をすれば修理代が最小限に抑えられます。
点検整備を怠ってしまうことにより、転倒事故など起こす原因となる可能性があります。
日本オートではバイクの点検を無料で行い、消耗品の使用限度をお伝えし、交換部品が必要であれば見積もり価格を提示させて頂き、金額に納得していただいてから整備に取り掛かります。
点検を受け消耗部品の交換が必要な場合でも、当店からはゴリ押し営業はしませんので、どうぞ安心してお気軽にお立ち寄り下さい。
ブレーキレバー遊びの点検
- ブレーキレバーを握り抵抗がある所までの遊びを測り、規定の範囲内か確認。
- ディスクブレーキはカチッと止まりブレーキ液にエアが混入しスポンジーなタッチや引き擦りが無いかをチェック
- ブレーキマスターシリンダー内のピストンの磨耗でレバーの戻りが悪くないか
- 油圧ホースや接続部に亀裂、液漏れ等が無いか
- ドラムブレーキは遊びを測り、ワイヤーがスムーズに動くか
- ブレーキワイヤーのグリス切れや損傷が無いか。カムがスムーズに動くか確認
ブレーキペダルの点検
- ブレーキペダルを手で押して抵抗がある所までの遊びを測り、規定の範囲以内かを確認
- スムーズにペダルが踏み込め戻るかの確認
- ディスクブレーキはフルード内にエアが噛んでいないか。ホースや接続部に液漏れが無いかを確認
- ドラムブレーキはカムが正常に動くか確認
マスターシリンダーのブレーキ液量の点検
- マスターシリンダーを水平にし液量が規定の範囲内か確認。
- ブレーキフルードの色、汚れ具合を確認
- ブレーキフルードは異なる種類の混合は避けて下さい
ディスクブレーキパッドの残量の点検
目視でブレーキパッドの使用限界(残量)、片減り等がないかを確認します。
ブレーキパッドの使用限界を超えて使用しますとディスクローターまで削り、両方とも交換しなければならなく修理コストがかさみますので、早めの交換をお勧めいたします。
ディスクローターの点検
指でなぞって段差が無いか、取り付けボルトに緩みが無いか確認。
ドラムブレーキのライニングシューの点検
ライニングシューは使用限度を超えていないか、正常に可動するか確認します。
クラッチの点検
- クラッチを握ってギアを入れ繋がる位置までの遊び量は正常か。
- クラッチワイヤーはスムーズに動き、グリス切れ、断裂等は無いか。
- 前後ブレーキをかけてクラッチを握りギアを2速に入れクラッチを離した時にエンジンがすぐに止まるか滑りの確認をします。
タイヤの変磨耗・ひび割れ・異物が刺さっていないか確認
タイヤは命を乗せてます。
変磨耗やひび割れ等があるタイヤはバーストの可能性がありますので、早めに交換しましょう。
フロントフォークの点検
インナーチューブにキズ、オイル漏れ、曲がり等がないか点検します。
エンジンオイルの点検
エンジンオイルは規定量が入っているか、汚れ具合を確認します。エンジンオイルの管理状況によりエンジンの寿命に大きな差になって現れてきますので、定期的な交換をお勧めいたします。
ドライブチェーン・スプロケットの状態
- ドライブチェーンはスムーズに可動し固着はないか
- さび付きや汚れ具合、グリスアップはされているか
- チェーンのたわみは規定の範囲内か
- ドライブスプロケット及びドリブンスプロケットの山に磨耗や損傷がないか
- シールチェーンは専用のクリーナーとグリスを使用下さい。メンテナンスしだいで寿命に大きな違いが出ますので定期的な洗浄及び給油をしましょう。
灯火類・ホーン・計器の点検
- 前後左右のウインカーは点滅するか
- ヘッドライトの上下のバルブは切れ及び光軸は正常か
- リアポジションランプとブレーキランプが点灯しているか
- スピードメーター、燃料計は正常に作動しているか
- ホーンは正常に鳴るのか。(ホーンのスイッチは使わないと通電が不良になり鳴らなくなる恐れがありますので、たまにはホーンを鳴らしましょう)
以上、簡単な点検項目をまとめました。
ご自身で点検される方は少しでも参考になれば幸いです。
バイクのことは「ようわからんわ?」と仰る方は、お気軽に当店で無料点検を受けて下さい。
過去にエンジンオイルの交換に来てくださったお客さまのバイクの例ですが、ドレンボルトを外すとオイルがポタポタと少量しか入っておらず、そのまま走り続けていればエンジンが焼き付く寸前の状況になっていたことがあります。
そのようなよく似た事例は結構ありましたので定期点検は声を大にしてお勧めいたします。