ホンダ VTR250 エンジンオイルとフィルターの交換手順
- ホンダ VTR250のエンジンオイル交換とエレメントの交換の流れを説明いたします。
- ドレンボルトの締め付け規定トルク(ドレンボルト30n/m)(エレメント18n/m)がありますので、初めての方はトルクレンチの使用を推奨いたします。
- メーカー推奨交換時期はエンジンオイル:1年又は6000km エレメント:12000kmですが3000kmくらいでオイル交換することをお勧めいたします。
- 基本的な知識と技術をお持ちの方を対象に記事を書いておりますので自信の無い方はショップでのオイル交換をお勧め致します。
- この記事は完全ではありませんが、少しでも参考になれば幸いです。
用意するもの
- エンジンオイル(メーカー推奨はホンダウルトラG1 SL10W-30)1L缶2本~3本
- オイルフィルター 純正品番:15410-KEA-305
- XL600Vトランザルプ(PD06 87-00)
CBX550F(PC04 82-88)
CBX400F/F2(NC07 82-85)
CBR400F/F2/F3(NC17 84-86)
CB250Tホーク(MC03 78-85)
VT250(MC08/15 82-88)
VTZ250(MC15 97-88)
スパーダ(MC20 88-92)
CBR250RR(MC22 90-01)
ジェイド(MC23 91-95)
ゼルビス(MC25 92-01)
Vツインマグナ(MC29 94-08)
ホーネット(MC31 96-08)
VTR250(MC33 98-)と共通になります - 廃オイルパック(廃油処理箱)
- 12mmと17mmのボックスレンチ又はメガネレンチ
- トルクレンチ
- ウエス
- オイルジョッキ
- パーツクリーナー
- ゴム手袋
まずはエンジンを掛けて暖機運転するか走ります
エンジンオイルの温度が上がり排出しやすくなります。
- オイルドレンボルトの位置はシフトペダル前辺りになります。
- 17mmのボックスレンチ又はメガネレンチを使用して下さい(モンキー、スパナは使用不可)
- 反時計周りに緩めます
エンジンオイルは熱いのでご注意下さい!
- エンジンオイルは熱いのでヤケドにご注意下さい。
- 軍手はオイルが染み込んでヤケドする恐れがあるのでゴム手袋使用しましょう。
オイルフィルターを外します
- オイルフィルタードレンボルトの位置はブレーキペダル前辺りになります。
- 12mmのボックスレンチ又はメガネレンチを使用して下さい(モンキー、スパナは使用不可)
- 反時計周りに緩めます
オイルフィルターのドレンボルトを緩めます
オイルフィルタ-のドレンボルトを緩めると、エンジンオイルが滴れてきますのでビニール手袋をすると良いでしょう。
オイルフィルターが外れました
- 古いOリングを外します
- パーツクリーナーで汚れを落とします
- 新しいOリングに入れ替えます
オイルフィルターとOリングを確認
純正品番:15410-KEA-305
共通の車種は以下になります。
- XL600Vトランザルプ(PD06 87-00)
CBX550F(PC04 82-88)
CBX400F/F2(NC07 82-85)
CBR400F/F2/F3(NC17 84-86)
CB250Tホーク(MC03 78-85)
VT250(MC08/15 82-88)
VTZ250(MC15 97-88)
スパーダ(MC20 88-92)
CBR250RR(MC22 90-01)
ジェイド(MC23 91-95)
ゼルビス(MC25 92-01)
Vツインマグナ(MC29 94-08)
ホーネット(MC31 96-08)
VTR250(MC33 98-)
オイルフィルターをセットします
受け皿の下からシャフトを通し、ワッシャー、エレメントの順で組み付け、手で時計周りに締めこんでいきます。
オイルフィルタードレンボルトを18n/mで締付けます
- ドレンボルトは手で回らなくなるまで締めます(初めから工具を使うとねじ山を損傷する恐れがございます)
- トルクレンチを使用される方は締め付けトルク18n/mなります。
- ドレンボルトとフィルター付近に付いたオイルをパーツクリーナーで洗浄します
シーリングワッシャーを新品に交換します
ドレンボルトのシーリングワッシャーはオイル交換毎に新品に交換しましょう。
ドレンボルトを締めます
- ドレンボルトは手で回らなくなるまで締めます(初めから工具を使うとねじ山を損傷する恐れがございます)
- トルクレンチを使用される方は締め付けトルク30n/mなります。
- ドレンボルトとフィルター付近に付いたオイルをパーツクリーナーで洗浄します
エンジンオイルを注入します
- メーカー推奨はホンダウルトラG1 SL10W-30
- オイル量はオイル交換のみ1.9Lフィルター交換時2.1Lになります。
- 今回はフィルターも交換しているので1.9L位入れてから一度エンジンを掛けて5分後にオイル窓を見ながらオイルを補充します。
- クラッチカバー下のオイル点検窓でオイルレベルを確認しましょう。
オイルレベル窓で確認しながら少しずつオイルを足していきます
- 入れ過ぎはエンジンに悪影響を与えるので、必ず少しずつ足して確認してレベルの真ん中くらいにあわせて下さい。
- エンジンオイル交換&フィルター交換は難しい作業ではありませんが、ドレンボルトを締め過ぎてオイルパンを損傷すると多大な出費が予想されますのでご注意下さい。
- ドレンボルトやフィルターの締め付けトルクの加減が分かりにくいので、必ずトルクレンチの使用を推奨いたします。