ヤマハ マジェスティー250 SG20J オイルとフィルター交換の仕方
- ヤマハマジェスティー250(SG20J)のエンジンオイルとフィルター交換の流れを説明いたします。
- ドレンボルトの締め付けトルク(ドレンボルト20n/m、ストレーナー32n/m、オイルエレメントキャップ10n/m)がありますので、初めての方はトルクレンチの使用を推奨いたします。
- 基本的な知識と技術をお持ちの方を対象に記事を書いておりますので自信の無い方はショップでのオイル交換をお勧め致します。
- この記事は完全ではありませんので少しでも参考になれば幸いです。
用意するもの
- エンジンオイル(メーカー推奨はヤマルーブスポーツ SAE10W-40)1L缶2本
- ヤマハ純正オイルフィルター 純正品番4D9-13440-00
- 廃オイルパック(廃油処理箱)
- 8、12、19mmのメガネレンチ又はBOXレンチ
- パーツクリーナー
- ウエス
- オイルジョッキ
- ゴム手袋
- トルクレンチ(整備のスキルをお持ちの方は不要)
まずはエンジンを掛けて暖気運転するか走ります
エンジンオイルの温度が上がり抜けやすくなります。
12mmのメガネレンチまたはBOXレンチでドレンプラグを緩めます
- 12mmのメガネレンチかBOXレンチを使用して下さい(モンキー、スパナは使用不可)
- エンジンオイルドレンボルトの位置は車体左側のタンデムステップの下辺りになります
- ある程度緩めたらゴム手袋を付け手でボルトをはずします
エンジンオイルが熱いときはやけどに注意して下さい
- ドレンボルトを落としやすいのでご注意下さい
- 車体を少し傾けるとオイルがよく抜けます
ある程度オイルが排出されたらオイルフィルターーキャップをはずします
8mmのボルト3本を外します
オイルフィルターを外します
19mmのオイルストレーナーキャップを外します
- オイルストレーナーの位置はエンジン下部の中央付近になります
- 19mmのボルトを反時計周りに緩めます
オイルストレーナーキャップが外れました
画像は素手ですが、エンジンオイルが熱いときは火傷の恐れがございますのでゴム手袋の装着をお勧めいたします
オイルストレーナーをパーツクリーナーで洗浄します
スプリングとキャップもパーツクリーナーで洗浄します
最後にエアでブローするか、パーツクリーナーが乾くまで待ちます
装着時はストレーナーの向きにご注意下さい!
- フィルターの挿入向きは必ず山側を手前にして下さい
- スプリングの影響でテンションがかかっていますので押し込むようにキャップをまわします
- 少しでも斜めに入ったまま、強引にねじ込んでいくと、ネジ山を破損する可能性がございますので慎重に確認しながら手でねじ込んで下さい。
オイルストレーナーの締め付けトルクは32n/mになります
ヤマハ純正オイルフィルター 純正品番4D9-13440-00
オイルフィルターキャップ締付けトルクは10n/mになります
オイルフィルターの挿入する向きは、蓋をしてる方が手前で穴の空いている方が奥になりますので間違わないようにご注意下さい
オイルドレンボルトを20n/mのトルクで付け締めます
- 整備スキルのない方はトルクレンチの使用をお勧めいたします
- ドレンボルト締め付けトルクは20n/mになります
- 締め過ぎてオイルパンを破損すると多額の出費になりますのでご注意下さい
- ワッシャーはオイル交換毎に新品交換しましょう
エンジンオイルの注入
- メーカー推奨はヤマルーブスポーツ SAE10W-40
- オイル量はフィルター交換時で1.7L
- フィルター無交換時は1.5Lになります
オイルレベルの量り方
- 測るときは、レベルゲージをねじ込まずに綺麗なウエスで拭いてから差込みます。
- 大体のレベルを確認したらオイルレベルゲージをねじ込みエンジンを1分くらい掛けて止め、数分後に再度レベルを確認します。
- 入れすぎ、少なすぎ、どちらもダメなので上限と下限の間がベストでしょう。